平成19年7月

篠笛教室のご案内 教本・CDなど 篠笛の音

6月の民の謡 8月の民の謡


7月30日 「たころじい31号」
■民の謡事務局■
「たいころじい31号」が届きました。師匠の第三回目の連載です。特集は「御陣乗太鼓」。ますます内容が充実する「太鼓と人間の研究情報誌」です。お申し込みは民の謡まで。




7月29日 伊勢大神楽 岸城神社 伊勢大神楽講・社山本勘太夫組
■笛吹きの独り言■
今年で5回目となった岸城神社での伊勢大神楽。このコソギと夜神楽がきっかけで、岸和田市内での神楽再訪に復活の兆しが見え始めた。今回は、大工町と中町の地車前でも神楽をあげ、夜の総まわしも200人以上で盛り上がった。土生、夜擬、摩湯、岸和田と、手応えを感じた4日間であった。


8時半 岸城神社を出発。右は五風会保育園さんが作ってくれたポスター

 大工町。


全団体集合の勢い。


中町。だんじり会館。


獅子の絵を発見。


今回のコソギは60軒ほど。


夜は岸城神社境内で約1時間半の総まわし。


史上最多の列。

 本殿にて鈴の舞。
お宮さん(長持ち)から本殿までは「馬鹿囃子(天神囃子)」

 鈴の舞、四方の舞。

  

 綾採の曲、水の曲。


傘の曲、吉野舞。

 神来舞

 

 魁曲。


これにて今年の岸和田場は終了。来年につながる多くの出会いがあった。

7月28日 伊勢大神楽 摩湯町
■笛吹の独り言■
昨年に引き続き、二年目の摩湯町。この町には、昔、獅子に一日中ついて回った子供達(現在は60才以上)は、口笛で「神来舞(しぐるま)」が吹ける程の神楽好き。朝6時半に、町の方々と勘太夫さんの顔合わせ。早朝にも拘わらず子供達もたくさん集まってきた。この自分から獅子を見ていたら自然と獅子が好きになる。他地域の獅子頭と比べて「伊勢大神楽」の獅子頭はかわいい雰囲気(愛嬌がある?頭が大きく、口をポカンと開けて、完全に『キャラ』に入っている)。朝神楽を見てから事務所へ戻る。『見聞録』の編集と、明日の岸城神社での神楽の準備。


 


7月24日 天神祭 宵宮
■笛吹の独り言■
今日は、講談師の四代目・旭堂南陵さんのご案内で、天神祭を見聞。
詳しく報告したいが時間がないので、簡易的に。


地車囃子に龍踊り。ブチの軽快な縁打ちが鳥肌もの。    どんどこ船の宮入り


左・催太鼓、右、馬鹿囃子に合わせて踊る傘踊り。


夜は、地元の方や大阪天満宮文化研究所の方々の席にお邪魔させていただく。写真の別冊天満人「天神祭」は、本格的な「天神祭解説本」。写真も美しい。値段も手頃な1200円。大阪市内大手書店にて販売中。

7月23日 『平成鳴物見聞録』 後は校正のみ
■笛吹の独り言■
手直しが2ページ。後は校正のみ。
帯の推薦文、キャッチコピーを賜りました。ありがとうございます。

<<推薦文>>
岸和田だんじり祭は、全国によく知られた祭であるにもかかわらず、その囃子の詳細が今まで紹介されることはなかった。

本書は、祭礼当日の音風景を豊かに描き出した、CD付きの岸和田囃子の研究書である。

臨場感溢れる音源から岸和田囃子を楽しむことができるのはもちろんのこと、詳細な解説文には岸和田囃子の構造と魅力が詰め込まれており、岸和田囃子がいかに精緻な作り方をされているのか、また各所で囃される囃子がどれだけ重要な意味を持っているかが理解できる。

各地の祭礼関係者や民俗音楽研究者にとって必携の書といえよう。

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター 准教授  田井竜一


これはまさしく鳴物の集大成「岸和田地車祭鳴物百科事典」と言えるのではないでしょうか。

岸城神社宮司 阪井正明


精緻な情報が詰め込まれた本書は『岸和田祭見聞録』と言い換えてもよい程の完成度です。

岸和田天神宮宮司 川原一紀


このCDから地域住民のアイデンティティが凄まじい勢いで溢れ出してくる。

大阪城天守閣研究副主幹 北川央


7月22日 岸和田復活!伊勢大神楽(土生神社氏地、夜擬神社氏地)+藤井町入魂式
■笛吹の独り言■
『見聞録』の製作に追われながら、怒濤の二日間。

<土曜日>
◆朝6時30分 土生神社で山本勘太夫さんを宮司さん、町会長さん達に紹介。数件のコソギに同行し、事務所へ戻る。
◆朝8時〜3時『平成鳴物見聞録』製作。
◆夕方3時 土生神社へ戻る。4時〜総舞
◆夕方〜夜中 『平成鳴物見聞録』製作。

<<土生>>土生神社HP
 
神社にて朝神楽。六覺千手デザインの回覧板。


町会長さんの家から、この後100軒件以上をコソギ。私は名残惜しくも事務所に戻る。

 
夕方4時半。地車小屋前にて総舞。地車の清めに続き、鈴の舞。その後、四方の舞、跳びの舞、綾採の曲。
 



水の曲。勘太夫さんの腰の据わり具合が渋すぎる。


傘の曲。茶碗に五百円玉まで回ってしまう。最後は枡。 優美な神来舞。シグルマと読ませる。


魁曲(らんぎょく)に伊勢音頭、アメノウズメの駒遊び。


行列の出来る獅子舞。

<日曜日>
◆夜中3時起床 4時出発 藤井町入魂式
◆6時〜6時15分 入魂式見聞
◆6時30分 夜擬神社到着  山本勘太夫さんと宮司さんの顔合わせ。数件コソギに同行し、事務所へ戻る。
◆8時〜3時『平成鳴物見聞録』製作。
◆夕方4時夜擬神社へ戻る。5時〜総舞
◆夜 『平成鳴物見聞録』製作。


吊り下げ提灯が渋い。弁天宮にお参り。


農村らしい産土神社。社叢が豊か。


藤井町の入魂式では「神社合祀」について、改めて考えさせられた。藤井町は岸和田旧市内唯一、産土神社・弁天宮が残る。「藤井」の名称は境内に沸く弁天池に由来すると言われている(「井」=泉の意)。明治四十年に菅原神社(現・岸和田天神宮)に合祀されるが、社殿・境内は宮座により維持・管理がなされている。歩く巨人・宮本常一氏も、エコロジカルな観点と共に、村民の拠り所が失われるとの観点から政府に神社合祀を反対したが、いろいろな地域に脚を運ぶほど、その考えに納得できる。合祀先は新たな共同神社ではなく、地域の有力(であるとされた)神社、つまりは他村の神社なので、地車を宮入りするにしても「よその神社」に行くとの気分が強い。自村の神社境内に集う村民(町民)の姿には、忘れてはいけない日本の姿が映っていた。

それにしても、祭オフシーズン(もうオンか?)に早朝5時半。呆れる程の見物人である(私も思わずアホの一人になってしまった)。多くの人々が岸和田祭を支えている。

<<八木>> 夜疑神社HP
 
朝神楽。


夜擬も100軒近く廻る。禰宜さんと地図を見て打ち合わせ。右は六覺千手デザインのチラシ。


まずは箕土路から。総代さんに引き継ぎ、私は名残惜しくも事務所に戻る。




途中で事前の申し込みがないお家からも声を掛けていただき、予定以上に時間が掛かる。境内には溢れんばかりの人々。私はビデオ撮影で手一杯で、夜擬は写真を撮れず。六覺千手ブログに詳細あり。

伊勢大神楽神楽講社・山本勘太夫組を岸和田に招聘して今年で五年目。岸城神社での夜神楽を続けた成果もあり、今年は土生神社(初)、夜擬神社(初)、摩湯町(昨年に続き2回目)での回檀となった。20年振りの再訪に、町内の方々も大喜び、大神楽初体験の子供達も狂喜乱舞。岸和田場復活に向けて確実に前進している。『見聞録』の作業が大詰めで、土生、夜擬はどうしても同行できずに、事務所と氏地を出たり入ったりとなった。村中で、どこからともなく聞こえる笛と太鼓の遠音、平和な空気が流れていた。

関係者の皆様お疲れ様でした。28日午前は摩湯です。


7月29日(日)岸城神社 19:00〜の夜神楽はぜひ!協力金500円デス。詳細はこちら


「本民」を書いて写真を加工するのに1時間半もかかってしまった。仕事が進まん・・・といって「本民」を書かないと1年前に逆戻りしてしまう。忙しくても書け!めんどくても書け!ネタがなくても書け!誤字脱字を気にせずに書け!一体何人「本民」を読んでるのかわからなくても書け!

更新しなければ後進する。

明日は天神祭の宵宮。


7月9日 こども教室
■民の謡事務局■
文化庁委嘱事業 伝統文化こども教室のご案内です。締め切りは7月末日です。


@ 岸和田だんじり塾 主催・古磨屋



A 笛と太鼓のこども教室 主催・篠笛民俗文化研究会


■笛吹の独り言■
ヤバイ!予定が詰まってきた。

7月15日 月例 合同稽古 光輪庵
■民の謡事務局■
本日は紀州街道にある光輪庵(岸和田市・本町)での合同稽古でした。台風が接近しておりましたが、泉州地域は何事もなく無事です。お稽古は予定通りでしたが、愛知県と静岡県から来られる予定の方が出席できずに、残念でした。

夏祭の時期ですので、師匠から夏祭の意味と、大阪の夏祭についての講義。練習曲は馬鹿囃子が中心です。
後半は、29日の「伊勢大神楽総まわし」に向け、「伊勢音頭」の練習です。

はじめての方も3人程出席し、いつものように盛り上がりました。この夏も気を抜かずにがんばりましょう。



7月11日 生國魂神社 夏祭 宵宮
■笛吹の独り言■
大阪三大夏祭の一「いくたま夏祭」の宵宮に見聞を広めに行く。昭和初期には千数百人の渡御行列が出て(御旅所は大阪城内)、「陸の生玉」「川の天神」とまで言われたようだ。


獅子舞の旋律は伊勢大神楽の馬鹿囃子

 
左・神輿 右・囃子屋台

 
赤頭巾の願人(がんじ)。様式化されたブチ捌きが美しい。
采が振られ枕太鼓が疾走する。
登場していきなり本殿に『バシャーン』と突進。

天神さんの催太鼓もバッタンコットンと上下するが、
いくたまさんの枕太鼓は勢いを付けてかなりの振動で完全に横倒しにされる。


「手締め」は「天神さん」よりも長い。

打ちまーしょう チョン チョン
もひとつせ チョン チョン
祝うて三度 チョン チョン チョン
めでたいな チョン チョン
ほんぎまり チョン チョン

(天神さんは上三行)


そんな暇があるなら『見聞録』を仕上げろという言葉も聞こえてきそうであるが、
大坂の夏祭は岸和田祭と深く関係する。
『見聞録』にも「枕太鼓」や「大坂囃子」と岸和田との関係を記述しているので、ぜひ読んでいただきたい。

7月9日 平成鳴物見聞録 ページ番号確定
■笛吹の独り言■
ついに頁番号が振られたっ!(というか自分で振った)。目次が完成。ザクUのプラモを造っていた時の感動を思い出す。右腕を造るのはいいが、左腕は同じで・・・肩の形状が異なるから腕はいいにして、脚は左右同じでめんどくさい、東部は面白いにして、要は、最後に胴体に頭部と左右手足を取り付ける時が最も充実する瞬間である。

当初は80頁の予定が、オールカラー136頁。現在「大太鼓の旋律」と「往古の鳴物」の文章が長くなりそうなので、もう少し増える可能性もある。これ一冊で鳴物に関することは総て解る内容を目指したい。そして、言葉では語り尽くせない、祭に関わる人々の想いの断片を感じていただける内容にしたいと思っている。内容は、半分が鳴物総論、半分がCD(3枚組)に収録されている当日録音解説。鳴物総論を読めば、掴み所のない岸和田囃子の掴み所が解るようになっている。当日録音解説は、清祓式〜曳き出し〜パレード〜午後曳行〜灯入れ曳行〜宮入り〜午後曳行〜灯入れ曳行〜しまい太鼓と、時系列に収録され、解説文を読めば、鳴物を手がかりに、岸和田祭の丸ごとが体感、納得できるようになっている。『独案内』は、良い意味で美しくまとめた(これは出版社が古磨屋であることと、各町の祭礼文化全般にわたるので、やはり控えなければならないこと多いからである)。今回の『見聞録』は、出版が「民の謡」であることと、内容が「民俗音楽」の分野であるので、手加減なしに思いの丈をぶちまけた。CD3枚組(80分×3=240分)。解説本130頁。3800円(税込み)。一人2枚(観賞用+プレゼント用)買っいただかなけければ印刷費とプレス費が出ない計算である。よろしくお願いします。

ちなみに、『見聞録』は『独案内』と完全にリンクしている。本文中の随所に(◎独112)などと表記がある。これは『独案内』の参考頁である。

参考文献以降の頁数は未定。

7月9日 アクセス
■笛吹の独り言■
地方・小出版流通センターの情報誌「アクセス」に、『地車名所独案内』の製作経緯が載る。地方小さんのHPで、もうじき読めるはず。欲しい人は150円です。昨年の盆明けに脱稿した『独案内』。知らぬ間に一年が経ってしまった。『見聞録』完成に向けて事務所で合宿状態であるが、昨年の倍程、他の仕事(演奏・指導、打ち合わせ)などがあるので、昨年よりもハードである。



7月9日 今年の伊勢大神楽
■笛吹の独り言■
今年の神楽は、なんとっ!4ヶ所で行なわれる。伊勢大神楽岸和田復活を目指して、今年も気合いを入れねばならない。
7月29日(日)岸城神社 19:00〜の夜神楽はぜひ!協力金500円デス。詳細はこちら


7月8日 岸和田城結婚式ほか
■笛吹の独り言■
岸和田城結婚式のプロモーション挙式で笛を吹く。その後、だんじり会館で平成4、5年頃のポスターを写真に撮る。わずが十数年前までは、向かって右の吹き手は順手で後方を向いて笛を吹いていた。左右対称を善しとする場合(琉球、中国、最近では女子十二楽坊)は、逆手で吹くことがある。一方、歌舞伎や雅楽では、基本的には逆手は×。岸和田の場合は二管の掛け合い等の関係で、昔から逆手が用いるように思われるが、その歴史は意外と浅い。ポスターやカレンダーが出回るようになって、後方を向いていたらオカシイ(あるいは写りたい)という気持ちが、逆手使用に駆り立てたとも言える。

 平成3年 年番ポスターより

7月3日 新兵器登場
■笛吹の独り言■
なんせ身体が偉い。腰(というか肺の裏あたり)の痛いのと戦うために毎日生きているような錯覚に陥る程、そこが痛い(というか怠い)。今日は100均で新兵器を発見。おそらく脚の下に敷く健康グッズであるが、キーボードとマウスの前に置いてみることに。あら不思議、コマが転がり腕が前後に自由自在。手の負担がかなり軽減できそう。期待しておこう。

7月2日 豆太鼓新調
■笛吹の独り言■
今年の「清祓式」や、今後の神楽の演奏などで使用する小太鼓を新調。表面の仕上げは、現在の1尺8寸と揃えてもらう。浅野さんの太鼓の仕上がりは惚れ惚れする程美しい。杢がいいねん。

7月1日 天満橋教室 体験報告
■オカ■
6月29日(金)よみうり文化センター 天満橋教室体験報告です

先日の神戸教室の体験に引き続き、今日は天満橋教室の体験が行われました。
中にお顔に見覚えがある方々が・・・と思っていたら、神戸のチャリティ演奏会にも行かせていただいたんです、とのこと。ありがとうございます!

ほとんどの方が篠笛を持つのはもちろん、吹くのも初めてとのことでしたが、そんな風には思えないほど、みなさんしっかりとした音が出せていました。体験の合間にすでに入会されている先輩達の演奏もあり、最後には太鼓の拍子にあわせて全員で「民の謡 餅搗き囃子」の二重奏を演奏しました。

体験が終わってからも熱心に笛のこと、お稽古のことを質問されていた方や、そのあとの通常のお稽古を見学された方がたくさんいらっしゃいました。次回から、また新しい笛仲間が増えます。

 

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