平成19年3月

篠笛教室のご案内 教本・CDなど 篠笛の音

2月の民の謡 4月の民の謡



3月31日 岸和田高校 桜祭
■笛吹の独り言■
明治30年に旧制中学として創立された、我が母校「大阪府立岸和田高等学校(通称・岸高)」。その所蔵品がなんせ凄い。岸和田藩関連の古文書や江戸時代の絵図、和漢書、生物標本をはじめ、岸高出身の芸術家の作品もある。屋上には天文台、道を隔てて浜側には、なんとっ!「岸和田城」がっ!。「京都大学出身である」ことよりも「岸和田高校出身である」ということの方が、不思議と連帯感が深い。毎年4月文化の日には、岸高全体の同窓会がある(年配の方から浪人生まで)。「岸高出身ですねん」と若い子らに言われたら「何かあったら言うてこい」という気に自然となるし、「岸高の先輩」というだけで、「すんません」となぜか三回くらい頭を下げて謝ってしまう。勉強も遊びも両方目一杯行くのが「岸高流」。クラブもがんばった。体育の事業はサボった。校舎にハトが住み着き、糞臭が今でも蘇る。

今回の桜祭では、岸高を一般開放し、これらの所蔵品などを先生と生徒が案内する。岸高らしさが滲み出る桜祭であった。現役の生徒さん達は、幸運にも受験勉強で学ぶ事柄をこれら所蔵品の現物とリンクさせることができる。

そういえば、鈴原も岸高、おじいちゃんも岸高(岸中)、土居さんも岸高である。生徒さんの中にも岸高出身の先輩方がいる。今日は元気な岸高を見て、岸高で良かったと心から思えた一日であった。皆さん岸高に入学しましょう。

岸和田高校HPはこちら
岸和田高校同窓会HPはこちら

『岸和田高等学校所蔵資料収集』


新校舎(携帯写真のため荒画像御免)、岸高校章、 郷土資料室
有名どころでは『漢書』「地理志」、『後漢書』「東夷伝」、『魏志』「倭人伝」がある。さらに、『解体新書』の初版本も。


生物標本 3メートルのワニ。 コウフクチョウや、特別天然記念物のライチョウの剥製も。


屋上には天文台。岸和田城が見える教室にあたると、必ず浪人すると言われた。岸高生は堀端昼食可。


15年前、1年1組の教室が現存。土居さんとはじめて出会ったのが、この教室。


『地車名所独案内』でも参考にした、岸和田高等学校の第一世紀。二巻(通史・テーマ史)1セット。
学校史だけでなく岸和田周辺の歴史も扱う。見よ!この「分厚さっ!」。


■民の謡事務局■
4月から小学校3年生の鎌田裕行が、4月7日の「紀州街道にぎわい市・前夜祭」で、太鼓とササラで助演として出演します。7日は夜6時30分から。場所は岸和田市・本町「円成寺」。とても雰囲気の良いお寺です。岡、鈴原、村田、疋田、鎌田の5名で演奏します。(師匠も1曲演奏の予定です)。

 師匠のお古の白衣と袴、裾上げをしなければなりません。(携帯の写真で画像が悪く申し訳ございません)

3月30日 四代目・旭堂南陵 襲名披露公演(国立文楽劇場)にて篠笛を奏す
■笛吹の独り言■
日頃よりお世話になっている、四代目・旭堂南陵さんの襲名披露公演にて、急遽篠笛を演奏することとなった。

下のチラシにもあるように、半端じゃない顔ぶれに、気合いを入れざるを得ない。出番は開演五分前、時間は4分30秒以内。月〜序の笛を編曲した。貴重な機会を与えていただいた。今回の経験は今後の笛人生に大きな影響を与えるものと思われる。

800席の会場は立ち見も出る超満員。お弟子さんや関東の方々の講談も良かった。来賓コーナーも良かった。口上は凄かった。大成功の襲名披露公演、南陵さん、おめでとうございます。

南陵さんのHPはこちら
国立文楽劇場のHPはこちら

 




3月25日 伝統文化こども教室 修了式
■笛吹の独り言■
ついに最終回を迎えた「伝統文化こども教室」。詳細はこちら

今回の企画は、こども達だけでなく、企画した我々も本当に勉強になった。

ご協力いただきました、町会、講師の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。


修了証書は10回皆勤の15名に授与(かなり渋い!)
5月発売予定の『平成鳴物見聞録』の見本盤を副賞とした。
ほか53名には参加証書を授与。


加前半はHPの写真を見ながら復習。
授与式では鈴原と岡が笛と太鼓を奏した。


       岸和田市長・野口聖様             平成15年度岸和田祭礼年番長・槌谷進様 


帯野久美子様(株・インターアクトジャパン社長/大阪府人事委員会委員長)


塾長・塚本浩司


全10回、しゃべりにしゃべりまくったのでもうしゃべることがない。
『自分の町・自分の地域を誇りを持つことが一番であるが、
同時に他町・他地域の人々の想いも理解できる人間になって欲しい』
『今回の企画の狙いは、まさにそこにある』
というような挨拶をした。

12時30分修了式終了。

13時00分〜17時00分、岸城神社合同練習会

18:00〜エンドレス 懇親会

怒濤の一日であった。

(この日は新調の羽織を着た。生地は現在のものと同じで、色が民の謡色である)


3月24日 岸和田結婚式
■民の謡事務局■

今日は朝から「岸和田城」で結婚式。師匠が花嫁行列の先導を笛で務めました。雨がぱらつきましたが、何とか持ち堪えて予定通り決行。五風荘から人力車で花嫁・花婿が岸和田城門前へ。そこから笛の先導で天守閣まで花嫁行列です。
お申し込みは「きららりぞーとホテル・サンルート関空」まで。



                   



3月23日 飾り太鼓(バチ・置き台付き)
■民の謡事務局■
飾り太鼓の取り扱いを開始。かなりリアル。渋い。ケヤキの木目の美しさ、漆の深さは本物同様。
浅野太鼓特製「飾り太鼓」入学祝いなど、慶事の記念品に。
面:四寸五分(約41センチ)18900円〜  21センチの大きさまであります。
※胴や台に文字を入れたり、革面に紋を入れたりすることもできます。



■笛吹の独り言■
飾り太鼓はかなり渋い。個人的に一台購入した。
(前回のこども教室の報告は明日まで待って下さい)

3月23日 伝統文化こども教室 岸和田城下の成立
■笛吹の独り言■
伝統文化こども教室も残すところ修了式のみ。本日は郷土史家・玉谷哲先生と一緒に岸和田城下を歩いた。詳細はこちら
要所要所で『地車名所独案内』が役に立ってよかった。玉谷先生の話はやはり勉強になる。

紀州街道(本町)→一里塚弁財天(本町)→枡形・汐入門跡(中町)→枡形・汐入門跡(大手町)
→枡形・内町門跡(本町)→枡形・堺口門跡(堺町)→欄干橋(魚屋町)
→コナカラ坂(三の丸)→二の丸→三の丸稲荷社(三の曲輪)→岸城神社(三の曲輪)

笛の講習は岸城神社のご厚意で座敷をお借りしての練習となった。










3月17日 ISBN 取得 バーコード印刷
■笛吹の独り言■
『岸和田だんじり祭・地車名所独案内(古磨屋)』のISBNを取得、バーコードも印刷。これで格段に全国流通しやすいようになったはずである。ISBNは978-4-9903363-0-1。


3月17日 アニメでも均等打ち
■笛吹の独り言■
Yahoo動画の「爆裂天使・第13話」に「岸和田のだんじり」が出ているという噂を聞いて、さっそく閲覧。私はこのアニメは知らなかったが「アニメ」にだんじりが出るのは初めてではないか?どんな表現手法なのか興味があった。『地獄からやってきた4人の少女。彼女たちは何者なのか、そしてその目的は何なのか……知る者は誰もいない。
大阪の街を蹂躙したテロリストの巨大ロボット。阪神警察も多大な被害を受け、犠牲者の墓参りをする鷹音の前に、ジョウが現れる。事件は、今1本の糸で結ばれようとしていた。次なる敵の目標は、「だんじり祭り」だ。自らの手で借りを返そうと誓う鷹音は、元配下のレディース軍団に招集をかける。』という内容。罰当たりにも地車は「敵」のロボに破壊されるし、やりまわしで民家の屋根はぶっ壊れるし、散散ではあるが、「だんじり祭」っぽさがしっかり出ていた。(『交差点では立ち止まらずに進んで下さい』『あっ!あの家潰れちゃいましたよ』『あの家毎年やられんねん、せやけど一遍も文句言われたことないなあ』とういような会話まである)


ところが、である。だんじり祭の場面に移って10秒程の鳴物の音(鉦)が、ななななんとぃっ!「均等打ち」となっているではないか!この音は実際の鳴物の音ではなく、音担当者が別で造ったものであろが、製作者に罪はない。要は、祭に取材した当日、あるいは参考にしたビデオ等で「均等打ち」が常識になっているためである。天神囃子をはじめとるす大坂周辺の拍子の取り方は「均等打ち」である。岸和田囃子はそれを改良し、一打目と二打目の微妙な間を良しとする「並あし打ち」を良しとしてきた。15年前まではまったく存在しなかった「均等打ち」ではあるが、昨年の祭礼では21町のうち15町以上が「均等打ち」である。この状況を若い青年団に理解してもらうべく、店に来てくれた青年団には「均等打ち」と「並あし打ち」の違いと、岸和田が「並あし打ち」であらねばならない意味をがんばって説明している。一刻も早く改善せねばならない。


無料公開は25日まで。http://streaming.yahoo.co.jp/



3月16日 笛の飾房
■民の謡事務局■
気候も暖かくなり、そろそろ「だんじり祭」の笛も動き始めました。今年は昨年以上にお客さんの要望に細かく、迅速に対応できる体制を整えつつあります。容姿・耐久性・意匠ともに自信を持ってお届けする民の謡の飾り房。特注品も承っております。ぜひご来店下さい。

3月11日 伝統文化こども教室 池と寺と神社と
■笛吹の独り言■
今日は久米田池から久米田寺、天の川沿いを下って夜擬神社までの大遠征。詳細はこちら

水利共同体久米田池郷(久米田池土地改良区)の川中さん、久米田寺華厳院の青木さん、夜擬神社の原さんには、CD「鳴物十三ヶ町」や「平成17年度八木年番冊子」「久米田寺落慶法要」などで大変お世話になっている。今回企画はその恩返し(またお世話になったとも言える)の意味も込めた企画である。

以下の文章は、私が「八木年番冊子」で書いた文章。


「八木だんじり祭」とは、夜疑神社の「例祭式」と、それに合わせて、氏子らが自町の地車を盛大に曳き廻す「神賑行事」によって構成される「祭礼」であり、各町地車は、夜疑神社への「宮入り」、「氏地曳行」、久米田寺・開山行基堂への「行基参り」を行なう。
 この中で、「神社」の「例祭式」に合わせて曳き出される地車が、「寺」の境内に曳き入れられる「行基参り」は、全国的に見ても非常に珍しい祭礼行事であり、「八木だんじり祭」の大きな魅力の一つとなっている。

 「八木」は、文禄検地、延宝検地を経ても、条里界が大字地籍界として残る貴重な地域であり、かつての村域はいずれも六町四方(六五四×六五四メートル)の正方形で、現在でも、碁盤の目のように各町が整然と並ぶ。八世紀、行基によって築造された久米田池は、「久米田池郷(現・久米田池土地改良区)」が維持・管理してきた。「久米田池郷」は、「八木郷」を中心とし「加守郷」「山直郷」の一部を含む灌漑水域の十二ヶ町で構成され、古来「古法古格」と称される定を守る水利共同体である。明治末期の各村産土神社の合祀は、地域によっては少なからず抵抗があった。しかし、「八木」では「池郷」としてのまとまりがあったために、比較的穏やかに各村産土神社の夜疑神社への合祀が行なわれたとも考えられる。
 「八木」周辺地域は、現市町村界、旧郷界等の行政界を越え、多岐にわたって町々の結び付きが重なり合っている。この基盤の上に、「岸和田祭」の影響を受けて「地車」を祭礼に導入するに至り、久米田池、久米田寺に縁りのある地車が集った。十三ヶ町の地車が整然と並び、だんじり囃子が入り乱れる様は圧巻であり、この「八木地車郷」とでも言うべき町々の繋がりが、「八木」の大きな魅力である。











3月8日 個人補講ほか
■岡■
発表会前ということもあり、2月頃に各文化センターで「個人補講」のご案内をしたところ、先日さっそく京都からお稽古に来られました。その日は風も強く寒い日でしたが、日頃教室だけでは伝えきれない細かいところまで伝えることができ、またその日お稽古に来られた個人生徒さんとお互いの演奏を聞きあうなど、充実した時間となりました。
来週も一人予約があり、この方も京都からいらっしゃる予定です。

本部教室に来られている生徒さんは毎月2回の個人お稽古と1回の合同講習会でお稽古されています。一人一人にあったペースでじっくりできる個人お稽古と、他の生徒さんの演奏や注意点が聞ける合同練習は、どちらも大変勉強になります。(しかも師匠による岸城神社での合同講習会は、篠笛のお稽古だけではなく篠笛に関わる民俗文化についての講義もあるので、みなさん毎回楽しみにされています。)

文化センターの生徒さんも、「個人補講」は今回のような発表会前だけではなくいつでもしていますので、篠笛上達のための一歩、ならぬ二歩・三歩のために教室でのお稽古と平行して受けられることをお勧めします。日時はご都合に合わせて調整できます。ご希望の方は

Eメール shinobue@taminouta.com   または  電話 0725-22-8662 までご連絡ください。

それでは寒さが残る今日この頃ですが、発表会に向け、それぞれの目標に向け、寒さに負けず頑張りましょう!

■鶴の粒焼き■
4月の発表会にむけて、個人補講でさまざまな工夫を取り入れています。
今までは小さな鏡しかなかったのですが、等身大の(やや細めに映る?)姿見をお稽古場に置きました。
また、演奏をDVDに録画して自分の姿勢を客観的に分析したりもしています。
お稽古時間の前後の生徒さんにお客様として聴いていただいて、緊張した場面でも実力を充分発揮できるようにと考えています。

文化センターに所属されている方も、月2回のお稽古とは別に個人補講を積極的に受けておられます。
今年初めて出演される方は、袴姿で吹くことにも慣れていきましょう。
和装になれば気持ちが引き締まって、いい演奏ができると思います。



3月8日 Landisk Tera 2.0 と ATOK
■笛吹きの独り言■
こども教室や新開講の文化センターの体験講習会など怒濤の毎日が過ぎていく。なんとかCD「平成鳴物見聞録」の完成に漕ぎ着けたい。作業の効率化を図るため下記の2アイテムを購入。日本語入力システムをATOKにしてみた。備え付けのMicrosoft IMEよりも学習能力が高く、Ctr+Tabで類語まで出てくる。まだまだ使いこなせていないが中々使い勝手が良さそうである。

その下は2.0テラ(2000ギガ)の怪物ハードディスク。写真と動画がどんどんと溜まってくる。今までの1テラを超えるデータが吹っ飛んだら人生が一瞬にして終わるので、不具合が起きる前の予防である。RAID5というモードだと、使用できる領域が1.5テラとなるが、万が一一部のハードディスクに不具合が起きても、下記写真のようにカートリッジを入れ替えるだけで復旧する(らしい)。これとて火事で燃えてしまえば意味がないので、実家にもう一台パソコンを導入して同じものか、普通のハードディスクを購入してコピーしておく。自分のパソコンで焼いたDVDの寿命は意外に短く(数年?)焼き具合が悪ければ読み込めないことが多い(SLNの中田さんに脅されたし、ネットでもそのような情報があちこちに書かれている)ようだ。出費が嵩むが万が一を心配しての精神的安心度を買う値段としては安いものである。Landiskは保存用としてよりもネットワークが構築できることに意義がありそうだ。現在、民の謡のパソコン3台(私・鈴・岡)と六覺千手、店のパソコンがLandiskを経由してLanで繋がっている。誰かのパソコン内にデータがあるのではなく、Landiskに共有データが入っているので、どのパソコンからでも必要な情報が取り出せる。データの共有と速度が格段にアップした。パソコン関連ではいつも手こずるが、今回もネットワーク完成までに『い〜っ』となり、こち亀の両さん並みに、機械をぶっ壊してしまう寸前までいってしまった。現在は順調に稼働している。

今や笛の仕事も教室の企画も何から何までパソコンなしでは前に進まない。ストレスなくパソコンを使いこなすために今月は少しお金をかけてみた。


ATOK
Landisk




3月4日 第七回伝統文化こども教室 中北町地車見学会・体験会
■笛吹きの独り言■
遂に第七回目を迎えた「伝統文化こども教室」。詳細はこちら

今回は浜七町の一「中北町」の地車見学・体験会。昨年新調され、気合の入りまくった地車を中心に中北町の皆さん、大工の井上さん、彫師の木下さんらによる地車解説。さらに、土呂幕(正面)「石川五右衛門千鳥の香炉盗り」を、今月末襲名披露講演を行なう四代目・旭堂南陵氏の講談でお届けする。ここまでは当初からの予定であったが、大工方実演と体験(大太鼓の団扇をいただく)、鳴物実演と体験(小太鼓・大太鼓のブチ、鉦の撞木をいただく)、後梃子体験を中北町の方々からの提案で行なうこととなった。さらにさらに、抽選で8名に綱元のドンス、お土産として各子供たちの名前入りの団扇を全員一本ずついただいたのである。至れり尽くせり吃驚仰天の「こども教室」となった。まさかここまでの内容になるとは思わなかったが、『うちに言ういうてきたら、こないなってまうねん(ただでは通さん)』という言葉通り、「中北らしさ」が滲み出た一日であった。事前に打ち合わせも何度も密に交わすことにった。その中で、当町の祭礼前後当日の段取りの良さの秘密が少しわかったような気がする。『そら、あれだけの祭をするわな(納得)』と実感した。


CD『岸和田だんじり祭・平成鳴物見聞録』の作業を再開する。














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